ヴェルナー・ヘルツォーク監督の作品で、世界最古の洞窟壁画と聴き、観たいリストに入れていたのだけれど、3週間限定上映で、しかも来週は一回しか上映しないと知ったので、観られる時間にやっている今日、久々映画のはしごをして、観てきた。
子供の頃、大きくなったら考古学者になりたいという夢があり、語られている世界最古の洞窟壁画はやはり興味深い。
オダギリジョーのナレーションで3Dドキュメンタリーの画面に集中出来、3Dのリアルさに驚かされた。
3万年前の旧石器時代のロックアート。アニメーション技法や立体描写を駆使した壁画から旧石器時代の芸術家たちの意図を今の価値で再構築しても意味はないとする施設管理の人たちの見解は、最新テクノロジーで、複数の壁画の描かれた時の隔たりなどを解明していき、今も残るロックアート文化の物の考え方から洞窟壁画を分析していく。
ヘルツォークらしい文明への警告はラストに見事示される。
3D撮影技術でも臨場感は満喫。手前横から飛び出すガイドの手に思わず頭を避けてしまった。(笑)
世界最古の洞窟壁画は酸化による劣化を防ぐため、今後カメラ撮影が許可されるかどうかはわからないという。
国宝高松塚古墳壁画の劣化という国際的な恥を持つ日本。この映画をよく観て見習って欲しい。
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