スペインの巨匠、カルロス・サウラ監督が撮り続けているフラメンコのドキュメンタリーの新作を観た。
ジプシーの地唄をルーツとし、世界のコブシ、ソウルに派生していったフラメンコ。
現代のフラメンコを受け継ぐ若者たちとベテランたちのステージの記録を収めたこの映画。若手たちの作品を多種多様に見せてくれるが、圧巻はやはりベテランたちが参加した終盤のステージ。
パコ・デ・ルシアのフラメンコ・ギターを囲み、手拍子、足拍子、そして歌う場面。
そしてラストステージ、老いも若きも揃って、輪を囲み、歌い踊る最もポピュラーなフラメンコ。
恋し、焦がれて、泣いて、嘆く。歌謡フラメンコの基本は生きる歌。欲を言えば、野外でのフラメンコを観たかったとも思うけど、「オレ」の合いの手がいつまでも耳に残る。
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