ここに集まると、喜びは倍に悲しみは半分になる
キネ旬のベスト10にランキングされているという知識だけで観に行った映画。キャッチフレーズとこれほど違う映画も珍しい。
地質学者と医学カウンセラーの夫婦と弁護士をしている30歳を過ぎてもいまだに結婚できずにいる息子。休日には市民菜園での畑仕事に精を出す家族の家には様々な人が集まってくる。
映画は四季それぞれのシークエンスで綴られていき、家族と仲良くしている医学カウンセラーの妻の同僚の話が主軸になっていく。
いつまでも若いと思っていて、迎え入れてくれる友達の家があるほど、独り身の孤独が深まる妻の同僚に「みんな自分のために生きているんだよ」という見方も出来るだろうし、医学カウンセラーという仕事をしながらも身近な人の孤独感は判らないという見方も出来るだろう。
喜びは半分にしかならず、悲しみは倍になるそんな現実の厳しさを映画は語る。
「みんな自分のために生きている」その中で人との関わりの大切さが見えてくるようなそんなニュアンスも感じはしたけど。
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