映画狂の殴られ屋。殺された兄の借金総額1300万弱。返済期間は二週間。
イラン出身の監督、アミール・ナデリが監督した映画。上映開始に遅れ、数分後から見始めたけど、資金難で映画が撮れない映画監督、西島秀俊のシネコンに対するアジテーションが延々と語られていた。
観念的にもなりかねない映画への思いと殺された兄の借金返済のための殴られ屋が微妙なバランスで絡んでいく。
殴られる西島秀俊の血管が浮き上がった腹部が凄く、殴られるたびに映画作品をつぶやき、起き上がっては殴られる。
映画のために死ね
ヤクザに男は言う。金のために殴られるんじゃない。
生き甲斐に固執する事で人は生きられる。そんな話が殴られる意味を浮かび上がらせる。
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