1月に観た映画 The movie seen at January
岩井俊二「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
死にゆく妻との旅路
- 00:43 【DVD】 amazon.co.jp 人の借金を肩代わりし、職もなくワゴンカーで病気の妻と彷徨う50男。妻が死んだ時、男は捕まり、責め立てられるが、彷徨う二人の生活の糧には「がんばれ」のみ。静かな悲しみが空っぽな社会を映し出す
橋口亮輔監督「ぐるりのこと。」
- 22:05 【DVD】 amazon.co.jp 日本が借金を抱え始めたバブルがはじけ、様々な大きな事件が起こった1990年代。裁判画家として時代と向き合い、うつ病の妻と向き合う男。壊れ始めた社会の再生は正しかったのか、今から見直すと少し甘いかな
緒形拳「タクシー・サンバ-」第1話 夜の少年
- 23:24 【DVD】 amazon.co.jp 昭和の顔ぶれと山田太一の説教が懐かしい。息子は何故父親を嫌うのか。この頃の幸福論で大きくなった大人がワーキングプアの子供の親。確実に子供ペット化は進み家畜になっているんじゃない?
その街のこども 劇場版
緒形拳 の「タクシーサンバ/愛のかたち」
- 23:23 【DVD】 amazon.co.jp 「銭金の顔じゃない、あれは色恋の顔だ。」大原麗子の全盛期、この世には銭金の価値観と色恋の価値観がある事を教えてくれた。今は色恋は日蔭に追いやられているけれども
- 14:07 【映画館】ロボジー robo-g.jp 瓢箪から独楽が生まれる話かなと思いきや、瓢箪に頼らざるを得ない話なんだね。おじいちゃんの夢と技術開発の悲哀は判るけどもっとスパイスが欲しいな
矢口史靖「ひみつの花園」「アドレナリンドライブ」
- 19:11 【映画館】エンディングノート ending-note.com 見終えてなう。生活に忙しかった父。末期癌を宣告され、終活に忙しい。死のプランニングと実際の死の狭間の記録。生きているってこういう事なんだね
- 14:50 【映画館】永遠の僕たち eien-bokutachi.jp 見終えてなう。両親を事故で亡くし生き残った少年。ナガサキも知らずに死んだカミカゼ特攻隊の幽霊青年と戯れ、ガンキッズの少女と恋をする。永遠の子供達を僕は忘れない。
漫才ギャング
- 00:23 【DVD】 amazon.co.jp 芸人とチンピラ、金貸しという古典的な話のべたさをカバーする佐藤隆太と上地雄輔の演技の勝利だろうな。爆笑コメディじゃなく、人情コメディに落ち着いたのも正解なのかも
増村保造監督「暖流」
- 00:33 【DVD】観る。「ブレーキを持たない日本社会にとって個人が障害を持つ事がルネサンス人間開花である」とする増村。片思いの看護婦が「二号でもいいわ、妾でもいい」と言い、病院長の娘が「家事も料理もできない私に求婚する男は家庭をどう考えているのか?」と言う。閉鎖故の逞しさは凄い。未DVD
- 14:19 【映画館】マイウェイ 12,000キロの真実 myway-movie.com 見終えてなう。日本、ソビエト、ドイツの軍服を着て戦った二人。CGてんこ盛りの『家へ帰ろう』は国のために戦う虚しさを描くけど前作『ブラザーフッド』の方が中身があったな
光の雨
- 21:48 【DVD】 amazon.co.jp 友達と連合赤軍の映画の話で見直す。グループのモラルの正当性から始まる制裁、死刑は意に反する者を次々死に追いやる。連合赤軍の映画を撮るという劇中劇の形を取りつつ、その理想論の愚かさに泣けてくる。山本太郎はこれが最高
- 14:51 【映画館】J・エドガー warnerbros.co.jp 見終えてなう。老いて多作で本人撮ってるの?疑問のイーストウッド新作。アメリカのテロ史に名を馳せたFBI長官は虚栄心の強い孤独な男だった。強いアメリカの幻影は今更という気もするけれど
若松孝二の「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」
- 22:39 【DVD】 amazon.co.jp 「勇気がなかったんだよ」エリート学生の愚かさは体制に寝返った霞ヶ関の人々により、したたかに今若者たちにワーキングプアの制裁を加えてるんだろうね。セシウム地獄に気付かぬままに
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