最近はヘヴィなテーマとライトなテーマを交互に撮り続けているケーン・ローチ監督の新作。
不況下の街で刑務所送りになるほどでもない犯罪で社会奉仕を命ぜられた少年、少女たち。更生しようとしても悪循環に引き戻す環境のなか、ウイスキーが熟成する過程を更生の手助けをする指導者に連れて行って貰う。
ウイスキーが熟成する過程で年2%ずつ減っていく減少分。“天使の分け前”は彼らの分け前。
過酷な環境に生きる彼らを軽やかに描きあげるギャップに戸惑いながらも、がんばれよというケン・ローチ監督の声援が聞こえてきそうな映画。
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