2007-01-24

不都合な真実 AN INCONVENIENT TRUTH

映画『不都合な真実』

それほどの観客動員を期待できるとも思わないのに、公開シネマ・コンプレックスで一番大きいと思われる劇場で公開されていた。

案の定、客席は平日昼という時間もあるだろうけど、多く座る後部座席もまばら。

アカデミー賞ドキュメント部門にもノミネートの呼び声も「温暖化無知」のアメリカならではであり、起きている異常気象などの現象面から、「今の危機」を訴える。

経済と環境の天秤ばかり、環境が守られなきゃ、経済は成り立たない。

ほんのわずか大統領になった男、アル・ゴアの語るプレゼンテーションは温暖化の基礎講義を語り、排出ガスが少ない日本車が売れている事を例に挙げ、環境を守る経済を提示する。

二酸化炭素を悪者とした合衆国向けのプロパガンダ映画はお妾国家日本にも十分通用するとは思うけど、何か物足りない。

それは予告編で大挙流されていた戦争被害もの
グアンタナモ、僕たちが見た真実
ルワンダの涙
これらの先進国の加害性だろうし、インドネシア沖の大津波の具体例として、世界自然保護基金(WWF)でも報告されている珊瑚や海底森林などの「緑の防波堤」の乱開発などの環境破壊の問題も絡んでくるだろう。

それは「ダーウィンの悪夢」の警告でもお判りだろう。

ただし、ここまで先進諸国の責任を問い詰めれば、逆切れされる怖れもあるだろうけど。(笑)

忘れてはならぬ、負の世界遺産のご紹介で映画『不都合な真実』も語らなかった「不都合な真実」をお伝えしたい。
ゴーストタウン - チェルノブイリの映像

人間の生息可能な環境は気温10℃から35℃。二酸化炭素のみならず、便利さ追求の現代文明のバグを今一度、知って欲しい。

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