大工哲弘さんの2枚目のジンタアルバム『ジンターナショナル』は今日でちょうど12年になる阪神淡路大震災への応援の意味を込め、作られたアルバム。
震災直後、ソウル・フラワー・モノノケ・サミットが被災地神戸長田で激励ライブを行い、大正の関東大震災の時に歌われた『復興節』で、「東京の永田にゃ金がある。神戸の長田にゃ歌がある」と歌い変えていたが、大工さんの歌はオリジナルの歌詞。
家は焼けても江戸っ子の
意気は消えない見ておくれ
アラマ、オヤマ
たちまち並んだバラックに
夜は寝ながらお月様眺めて
帝都復興、エーゾ、エーゾ
添田さつきの助け合う日本庶民の逞しさを歌った歌は「勝ち組」などと格差を誇る美しくもない今の日本人とは大違いの大衆ソング。
この後、日本はきな臭さが漂いはじめ、愛人のいちもつを切り取った阿部定事件など血生臭い話の後、戦争への道を歩む。
大工さんのインターネットラジオにて「復興節」(MP3「復興節」)は聴ける
同じアルバムに入っている高田渡「生活の柄」(MP3「生活の柄」)は沖縄の歌だそう。
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