平穏に暮らす旅芸人の家族、芸人の父が帰宅する間際、家にいた妻と幼い息子は爆撃にあい、死ぬ。そんな戦火の悲劇を封じ込め、スペインはフランコ総統率いる独裁政治が始まる。
生き残った芸人は昔の仲間と再会し、旅芸人を続けるが、一座の中には独裁政権を倒す企てを画策する者もいる。
主役の芸人は独裁政権を倒す企てに組みすることなく、生き続ける事に拘る。
「ペーパーバード」日本で言えば「折り鶴」芸人と戦火で親と生き別れた男の子の交流で綴られるこの映画は芸人の生き様が年老いた男の子に受け継がれた事で終わる。
復讐よりも生き残る事が大事で、語り継ぐ事が大事。
久々骨太な映画を観た。