2006-09-09

釜が崎 (Kamagasaki)

JANJAN : くれなずむ夕暮れ、大阪・釜ヶ崎での「たそがれコンサート」」を読んだ。

あいりん地区という行政の呼称より釜ヶ崎の方が通じる街。漠然とこの街を知ったのはもう20数年も前。障害者の問題を積極的に取り組んでいた「長征社」という出版社から出された写真集「新世界物語」

ソウル・フラワー・モノノケ・サミットの新譜『デラシネ・チンドン』で歌われる「釜ヶ崎人情」を聴き、この街への思いは募る。

人間行き着く先は「釜ヶ崎人情」なのだろうと。

立ちんぼ人生味なもの 通天閣さえたちんぼさ
誰に遠慮がいるじゃなし じんわり待って出直そう
ここは天国 ここは天国釜ヶ崎

身の上話におちがつき ここまで落ちたと言うけれど
根性まるだし丸裸 義理も人情もドヤもある
ここは天国 ここは天国釜ヶ崎

命があったら死にはせぬ あくせくせんでものんびりと
七分五厘で生きられる 人はスラムというけれど
ここは天国 ここは天国釜ヶ崎


北井一夫著作「新世界物語」より

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