前作「おおかみこどもの雨と雪」が別におおかみこどもでなくてもいいじゃんと思い、何故、バケモノなのかにこだわりつつ観てしまった。
母が死に一人きりになった子が街をさまよっているとバケモノに会い、バケモノの世界に行く。
闇を持つ人間たちと闇を封じたバケモノたち。心の中の剣を意識しろ。
キーワードになりそうなセリフが並び、バケモノ世界と人間世界がそれぞれ描き出されて、闇が物語の中心になっていく。
バケモノ世界で育った少年が人間世界に舞い戻り、闇の闘いが繰り広げられるのはちょっとやりすぎかなとも思うけど、人間世界が見失ったものとして、心の中の剣がある、そんな物語の運びはすんなり納得できる。
バケモノ・熊徹が昔よくいた日本の親父だったのも郷愁を呼び起こす。
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