かなり昔に古本屋で買い、茶の間に置いてある「家庭の医学事典」の「黄疸」のところを読んでいると、アルコールと酒の肴と肝臓の親密な関係について書かれている箇所があり、なるほどねぇと思ったので、忘備録。
肝臓を患うと、必ずアルコールは控えるように云われるほど、肝臓にとってアルコールはリスクが大きいもののようで、本来、血液の流れをよくする役割を果たす肝臓はアルコールが入ってくることにより、その消化吸収に全エネルギーを費やすらしく、その間、血液の流れをよくする役割もおろそかになるほどであるらしい。
アルコールを飲む時に、酒の肴として高タンパク低カロリーの食べ物がいいとされるのは、高タンパク低カロリーの食べ物が肝機能を高める働きをするようで、白身魚や鶏肉、大豆製品を食べることで、悪酔いを防ぐ働きがあるらしい。
ただでさえ肝臓は全身の脂肪組織から血液中に放出された脂肪酸を取り込んで、中性脂肪に変えて再利用する働きをする脂肪まみれのところなので、アルコールに、脂っこいものを食べたりすれば、ヘビー級のダブルパンチになるという。
肝臓を患った人は高タンパク低カロリーの食べ物が勧められるのは、肝機能の回復をよくするためであり、じゃ、高タンパク低カロリーの食べ物とは何かとなると、酒の肴として勧められる食べ物となるみたい。
コンビニで100円商品の中に、「ししゃも」が並んでいて、その成分表示に「タンパク質9.5g」とあり、確かに酒の肴の代表格「ししゃも」は高タンパク低カロリーだよなぁと食べたくなり、買ってみる。
レンジで温めて貰った「ししゃも」を家に帰り、開封すると美味しそうな匂いがし、子持ちたっぷりの「ししゃも」を食する。元々アルコール依存はないから「酒飲みたい」にはならないけれど、酒飲みの肝臓患いならば、悪循環を繰り返すんだろうなぁ。
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