2011-11-07

ハラがコレなんで Hara ga kore nande

「あぜ道のダンディ」の石井裕也監督が今ではすっかり失われた「粋」をテーマに据えて撮った人情コメディで、かつてドリフターズなどでよく作られたドタバタコメディをもじった映画。

身重の主人公が子供の頃に暮らした長屋に舞い戻り、自分のルーツの中、自分らしさを取り戻していくお話はこなれていないせいもあり、ちょっと退屈。

特別上映された「ウチの女房がコレなんで」「娘の彼氏がコレなんで」が時事話題を取り込み、シニカルさを感じさせたけど、「ハラがコレなんで」のラスト、福島に向かい、出産するストーリーは何か意図があるのかなと思ったりもする。

少子化のご時世、「粋」をテーマに人の絆を描いているなら、出産も「粋」の枠で語って欲しい気もしたけど、「生きなきゃならないんだから」と語る主人公のバイタリティに監督は期待を込めているのかなと思ったり。

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