前作「神様のカルテ」はDVDで観て、面白かった記憶があり、二作目公開で観たかったけど、タイミング合わず、ようやく観に行けた。
『医療はビジネス。一人の患者に10分以上はかけ過ぎ』
『家族と一緒にいないで病院に詰めている医者は優れた医者、狂ってないか?』
シビアな会話が飛び交う映画は今日的な医学の問題を現場サイドで如何に乗り切ろうとしているかが描かれているように感じた。
病気を治すところが病院であるとともに病気になった患者さんが治らずに亡くなる場所であるのが病院。
成果主義が見落とす亡くなる場所としての病院を守ろうとする医師たち。
私生活も感情も無視される医師たちのやりがいとは何かを映画は見せる。
ただ、そのクライマックスに用意された場面はあまりにも現実離れしたもので鼻白むけど、その問いは有意義だろう。
医療崩壊の今日、現場は更に厳しい環境にあるんだろうな。人間の死に場所を考えない今がある。
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