2009年の元日、米サンフランシスコのフルートベール駅のホームで、3歳の娘を持つ22歳の黒人青年が警官に銃殺された。
電車内で白人グループに絡まれた黒人青年は乱闘の通報で出動した警察官に駅ホームにひきづり出され、暴行され、羽交い締めにされた抗議する青年は背中から銃を撃たれた。片肺切除するも内出血は止まらず、搬送先の病院で亡くなった。
この映画はこの青年の亡くなる前日からその時までのドラマ。
ドキュメントタッチで描かれる男の一日はリベンジを決めた一日でその出直しに祝う新年。
事件までの物語は淡々としているけど、それがあるから事件後のドラマが生きてくる。
9.11以降の過剰防衛に走る米国治安は非白人に対する敵視も強まっているらしく、今年に入り、公開が続く黒人の人権擁護の映画作品はその現れらしい。その中でも傑出した出来のこの作品。
治安を守る警察に殺された一黒人市民の無念に涙。
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