ヤンキーアクション「クローズ」第3作。顔ぶれも一新して、鈴蘭高校バトルが繰り広げられる。
鈴蘭のトップ争いに対立高校のトップ、地元やくざに元鈴蘭。クローズされた高校社会から少年院帰りのやくざ見習いを出すことで立体化されたドラマは前2作より広がりを感じた。
前2作にあったユーモアさはなくなり残念だけど、東出昌大、早乙女太一、勝地涼、柳楽優弥、永山絢斗、岩田剛典というおじさん高校生たちのバトルも生身の喧嘩に近く、息切れも生々しい。
『てっぺん取ったカラスはゴミを突つくしかないのか』
ストーリーにご都合的なところもあるけれども、クローズされた社会のトップ争いと少年院で見たと語られるトップ争いでいい気になっていた高校生たちの末路、そして出所後にやくざに飼い殺しにされる男。それらが閉鎖的社会の闘争劇を見せてくれる。
ラストはおきまりのパターンで収まるけど、豊田利晃監督らしい「クローズ」になっているなと大満足。
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