なりたい大人「いない」の割合が多いというアンケートがあるとか。
なりたい大人「いない」がいないから、自分がいるのにね。
これが一緒にいたい大人、一緒にいたい友だちならば、答えは変わってくるし、一緒に過ごせなかった人、また逢いたい人ならば、その人の人生が見えてくる。
「意味がないから面白いんじゃないか」と語る脳性麻痺者、遠藤滋さんを描いたドキュメント映画『えんとこ』を見たくて、思い切って、ビデオを注文した。
自分のツボにぴったりはまり、映画を観ていて、号泣する映画が何本かあるけれど、『えんとこ』のビデオを流し見て、また号泣してしまった。
未完成だから、人生なのに、人は安易に「なりたい大人」を求めたがる。
遠藤滋さんの介助をしてくれ、ガンで若くして亡くなられたヘルパーさんを思い、遠藤さんは涙する。
生かされる人生を感じるほどに、遠藤さんは集まるヘルパーさんの悩みを親身に聞く。
「ありのままの命にカンパン」遠藤さんの詩は語る。
「不屈の民」遠藤滋さんのように昨日出来なかった事を明日忘れないように、今を生きる、そんな生き方に僕は憧れる。
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