2008-06-02

ケ・サラ CHE SARA

元 憂歌団の木村充揮のライブ、ラスト・ソングで歌われる「ケ・サラ」を調べていくと、どうも本歌は盲目のシンガーソングライター、ホセ・フェリシアーノが歌い、ヒットした歌らしく、無数の世界中の歌手により歌い継がれている歌のようで、YouTubeにも様々なビデオクリップがアップされている。

歌われる歌詞の中には、ベトナム・サイゴンの労働者で、愛国者魂ゆえに、アメリカ・傀儡政権に殺されたというグェン・バンチョイが歌われ、チリ、アジェンデ政権を支えて、ピノチェトの反革命で二度とギターを弾けないように両手首を切断されて殺されたビクトル・ハラが歌われ、1905年にシカゴで結成された労働団体 IWW (Industrial Workers of the World 世界産業労働者同盟あるいは世界産業労働者会議)の中心的人物であるジョー・ヒルの名前が「自由のために死を選んだ」と歌われる。

この人たちの名前の変わりに「名も知らない数多くの人たちを」と歌われる事もあり、人間の尊厳を歌った最後の歌詞を「うたえ、うたえ、うたえ。人間のやさしさをうたえ明日に向かって力強く ひろく、たかく、おおきく」と歌う事もあるという。

「今日の一日を、触れ合い、分け合い、愛し合う」と歌う木村充揮の歌はいつ聴いても泣けてくる。

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