戦国時代、わずか500人の兵隊で2万人もの敵に戦いを挑んだ“のぼう様”こと成田長親の実話。
始めは長い物に巻かれろ的な対応を考えていた城下が高飛車な石田三成の使いの要求にこれは飲めんと戦となって、どちらが人の心を掴んでいるかの頭脳戦。
長尺物だけに不安があったが、犬童一心、樋口真嗣のダブル監督がうまく役割配分したのだろう、時代背景から戦突入、頭脳戦から戦後処理へと一気に見せきってくれた。
戦場場面になった苫小牧の湿原地を舞台にCG駆使した映像は戦いの場面をリアルに描き出し、ゲームモードに突入し、最大の見せ場となる「田楽踊り」は生身の芸を堪能させてくれる。
日本の戦国時代劇も様変わりして、CG活用で新天地を開拓しつつも、更なる魅力を見つけ出したようなそんな映画に堪能出来た。
古戦場跡のエンディングも今と昔が結び付くようでロマンだし。
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