色は匂えど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見し 酔ひもせず(いろは歌)
60年間お手伝いとしてひとつの家に仕えた桃(タオ)さん。脳梗塞で倒れた桃さんを母親のように介抱し、療養施設に通う雇い主の息子との交流を淡々と描いた作品。
療養施設で暮らす人々を撮るカメラはドキュメンタリーぽく、桃さんの暮らしも芝居臭くなく描かれる。
いろんな人のいろんな生き様に触れ、桃さんは自分なりの世話を焼く。
そばに見守る人がいればそれで幸福。桃さんのシンプルライフを観ていると人生は案外それだけなのかも知れないと思う。
再度倒れてからの展開が急に早くなり、戸惑いはしたけれど。
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