アメリカの良心と称されたフランク・キャプラ監督の戦後代表作。何故か観る機会がなく、劇場で上映されるというので観に行った。
生きることに絶望した男を救おうとする天使たちの会話から始まるこの映画は男の半生を描き、クリスマス・イブの絶望した男に戻る。
『あなたがいなければ世界はこんなに違う』『友ある人に敗北なし』
ご都合主義的な話の運びはちょっと気になるけど、第二次大戦後、お金至上主義に向かう米国が忘れ去ろうとする人と人との絆の大切さが感銘を呼ぶ。
この映画を含め、アメリカ映画の老舗レーベルであるRKOラジオ映画の日本でのDVD化は手間ひまかけデジタルリマスターされたアメリカ製のものに比べ、画質やシーン抜けが多いようで早くちゃんとしたものを発売して欲しいもの。
「素晴らしき哉、人生!」はカラー版もあるそうなのでそちらも是非観てみたい。
「メリークリスマス」がこんなに感動的な映画なのだから。
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