人間のセクシャリティーを描かせたら天下一品であるフランソワ・オゾン監督の新作は、妻を亡くした男が密かに楽しんでいた女装を妻の親友に見つかることから始まる物語。
女好きの女装男が自分の気持ちを押し殺すことが出来なくなり、エスカレートしていく様とそれに巻き込まれていく妻の親友の気持ちの変化。それはそれぞれが押し殺していたセクシャリティーの目覚めが面白い。
男と女、男と男、女と女。二人が互いを観る性的好奇心がどんどん変わっていく。そこから自分本来のセクシャリティーが見えてくる。フランソワ・オゾン監督の関心はやはり面白い。
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