2008-04-04

ワン・ハンドレッド・ダラーズ One hundred Dollars

世界各地でマーケットを展開するAmazonにアソシエイトという紹介報酬のプログラムがありまして、日本のみならず、アメリカ、イギリス、カナダ、フランス、ドイツのそれぞれのアソシエイトに登録したのが、2005年の夏。

自分のサイトにリンクを張り、紹介報酬をAmazonギフトにせずに小切手支払いの指定にして、待つ事、3年。支払い最低額の条件である100ドルを突破したのが、この前で、ちょうど円高のニュースが流れはじめた頃。

職場でGoogleのアドセンスをしている人から円高で換金されてもなぁというぼやきを聴かされ、Amazon.comの支払いを小切手郵送から、Amazonギフトに切り替えたけれど、時期遅かったようで、昨日、生まれて初めて手にする100ドルの小切手が届きました。

けれども、安易な浅はかさ、換金する術で結構な手数料が取れられる事をネット検索で知り、相変わらず手数料でも暴利を貪る高利貸しの銀行さんより、換金業者の方が良心的な手数料と知り、さっそく、業者のサイトより問い合わせしたところ、親切な返信を頂き、利用登録したところ。

業者よりのメールによると、旅行会社を顧客に持ち、少額小切手を受け取るのが観光関連業界に限られていたので、法人相手に小切手換金代行業をやってこられたそうで、昨今、個人のニーズも増えてきている為、ネットを通して、個人向けにも小切手換金代行を始められたと書かれていました。

長い注意書きの後に添えられていたひと言は確かにねと思ってしまった。

「1ドルでも多く、ニッポンに還元させるためにお手伝いできれば幸いです。」

金余りでジャパン・マネーが出ていくのを気にしないのに、外貨を有効に活用しようとしない贅沢体質はジャパン・マネーを目減りさせるだけだろう。

ネットで個人でも外貨が獲得出来る環境になったのに、高い手数料や煩わしい手間で無駄に外貨を失うこの国のシステムの未熟さはとても国際化したとは云えないのじゃないだろうか。

国益の為に、外貨獲得に必死になったのは、何も戦前の話ではなく、現在の日本でも日本への投資を募ってもいる。

企業重視、個人軽視の政策の見直し、こんなところにもあるのじゃないか。

「愛国論」が好きな方なら諸外国に見習い、外資系企業の利用による円の海外流出を抑え、外貨小切手を期限内に換金する事に熱心になって貰いたい。

貨幣経済学を論じるまでもなく、国を富ますのは自国貨幣の保護、維持にあり、地域の安定経済が、国家資産にもなるのだから。世界の基軸通貨として、米ドルが躍進した70年代ドル・ショックもその一例だろうし。

それにしても、日本国内の紹介報酬率は低すぎる。同じAmazonアソシエイトを例にとっても、欧米に比べ、利率が低すぎるし、他のアフィリエイトでも同じ事が云える。

欧米の企業がその利益の社会還元を行う事で、豊かな市場維持を計る社会貢献の意識を、日本市場も見習って貰いたいものである。

  • OhmyNews : 紹介報酬ワン・ハンドレット・ダラーズ
  • Amazon Network
    Amazon.co.jp|Amazon.com|Amazon.co.uk|Amazon.ca|Amazon.fr|Amazon.de

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