「無知の涙」は死刑囚永山則夫の手記のタイトルだけど、無知は犯罪のみを引き起こす物ではない事を職場の人の会話で知った。
それは飢餓に襲われた時、人は飢えて死ぬのではなく、食べられる野草かどうかを判らずに無闇に口にし、空腹を癒そうとし、食べてはいけない野草を口にして死ぬという話。
満たされた時、哀れみや奢り、虚栄は周りに対し、無関心となり、無知になるらしい。
長所だけを是認する上で好きになる事が「敬う」で、否定されてしかるべき部分まで含め、容認する事が「惚れる」事だと物の本に書かれていたけど、「敬う」危うさは結局自分を殺すのだろう。
あでやかな物ほど、毒を持つ自然界の摂理は、自分の自衛本能がまともに機能しているか、試すバロメーターにもなるだろうし。
無知の涙を流し、いまわの際を迎えたくない物である。
- OhmyNews : 無知の涙
0 件のコメント:
コメントを投稿