2004年のクリスマス。スマトラ島沖で起きた大地震によるタイのリゾート地を襲った津波。その津波に遭い、奇跡的に助かった家族の物語。
ナオミ・ワッツとユアン・マクレガー、それに三人の子役が素晴らしい。
無防備に楽しむ家族をホームビデオ風に描き、その後に襲ってくる津波の強烈さは凄まじい。
離ればなれになった家族でまだ7歳の次男が幼い末っ子の父親代わりの役を果たす場面は涙があふれ、そこに出て来るジェラルディン・チャップリンの言葉にぬくもりを感じた。
過酷な自然の中で生きるということ。それを映しだした作品。
映画の最後、アジアで最高の医療施設があるシンガポールへ飛行機は向かうが、国際基準を満たした医療施設が東南アジアには多いと聴くけど、もしかしてこの2004年のスマトラ島沖地震がきっかけなのかも知れない。と同時に地域における格差医療も問題になっているんだけれども。
緊急で作られた医療施設での患者の取り違えこそなくして欲しいことなのだけれども。
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