原作の知識もなしに黒沢清監督の新作ということで観に行った。
第9回「このミステリーがすごい!」大賞に輝いた、乾緑郎の小説「完全なる首長竜の日」の映画化だそうだけれども、昏睡状態の相手の心の中に入り込むという「SCインターフェース」のみ話に取り入れたこの映画は黒沢清監督お得意のサイコホラーであり、原作のミステリー色はすっかり薄まっている。
物語も姉弟が恋人に変わっており、首長竜の話もつまらないものになってしまっている。
サイコホラーで押し通してくれれば結構面白い作品になったと思うのに、とても残念。
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