ひっそり公開されている韓国映画「私のオオカミ少年」が気になり、観に行った。
怪物ものの「狼男」なのか、嘘つきの「オオカミ少年」なのかもよく知らずに見始め、あぁ、「狼男」の方なんだとわかり、朝鮮戦争時の韓国に持ってきた設定のうまさに感心ながら観た。
戦時下の人体実験から生まれた「狼男」と疎開してきた少女の交流を通し、心持つ怪物の物語はメルヘンにまで高まっていく。
意図せずして文明の進化による人々の身体の異変が顕著になる今、失いたくないもの、忘れたくないものを持つ素晴らしさは今のテーマなのかも知れない。
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