ビフォア・シリーズのリチャード・リンクレイター監督が4人の俳優にひとつの家族を12年間演じさせ、撮り上げた作品。
男運が悪いシングルマザーの母と気ままに生きているような父の間を行き来する姉と弟。
喧嘩ばかりしていた二人が母と共にあちこち転々と移り住み、いろんな大人と出会い、だんだん少年から青年の顔つきに変わっていく。
9.11が起きて間もなくの時から今まで、使うデジタル機器もiMacがiPhoneに変わる。
そんな家族を通しての移り変わりを一番変化が顕著な子役を通して見せていく。これはもう賭だろうなと見ていて思う。
アドリブが多い子役の時期からストーリー性の高い青年になる。その移り変わりが映画を成り立たせている。
一瞬一瞬の積み重ね。子どもの成長ドラマに生きる重さを見せてくれる。
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