2014-11-11

マダム・マロリーと魔法のスパイス The Hundred-Foot Journey

ディズニー配給、スティーブン・スピルバーグが制作、ラッセ・ハルストレム監督作品はフランスの老舗レストランのマダムとインド人移民家族の料理屋の対決。

映画の世界でもシェアを伸ばしつつあるインド映画のテイストを欧米の才能によってどう観せてくれるかが楽しみだったけど、そこは人間ドラマを描かせたらピカイチのラッセ・ハルストレム。インドの良さとフランスの良さが競い合い、くだらない対抗心を払拭させて、他人種文化のあり方を見せてくれる。

インド移民の事の始まりを面白く見せてくれる始まりと田舎村でのインド対フランスまではこぢんまりした話で、その後の展開がちょっとオーバーかなと思いきや、また田舎村の小さな幸福に終わる話の流れはラッセ・ハルストレム風でもあり、インド映画風でもあり、フランス映画の古典でもある。

対立から和解に向かうプロセスが安易と云えば安易だけど、ごちゃごちゃした話にしないでストレートに見せる話はこれでいいのかも。欧州風印度映画、まずは満足。

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