原作コミックはまったく知らないけど、山崎貴監督がこの原作を映画化するというのは興味深かった。
CGを駆使するのが得意な山崎貴監督がこの怪奇コミックをどう作るのか、「三丁目の夕日」のアットホームな感覚、「永遠の0」のシリアスなドラマなどで見せた手腕がホラーアクションをどう見せるのか。
映画は結構グロく、ハラハラさせ、CGもうまく使われて、なかなか面白かった。
主人公と寄生するミギーのやりとりがストーリー展開の説明になっているけど、ホラー的な内容のなごみにもなっており、キャスティングでも染谷将太の緩さと相まっていい味になっていて、東出昌大のキモさもなかなか。
本作は母との愛情が縦糸になっているから人間ドラマとしてなりたっているけど、人間社会を乗っ取ろうとする寄生獣軍団との闘いとなる次作の予告を観る限り、アクション全面の不安が感じるけど、前半の本作はまずはよく出来た作品。
人間に寄生して共存する獣の物語は「ウルトラQ」などにもあり、その線を狙ったのだろう。なんか懐かしい作品に仕上がっていた。
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