2007-03-13

シロ・モンテイロ Ciro Monteiro

ブラジルの家庭ではホームパーティでサンバを弾き語り、その地域ごとにサンバ学校なるものがあるそうで、サンバ学校同士の競い合いがあのカーニバルとなる。

大雑把に乱暴ながら、サンバを語れば、こうなるのだけれど、サンバの成り立ちやサンバ学校の人脈、歌謡サンバにホームパーティ・サンバが複雑に入り乱れ、幾多の才能を生み出している。

歌謡サンバから派生した粋なサンバがホームパーティ・サンバで盛んに行われるようになり、ホームパーティは居酒屋になる。

粋(ボッサ)の立役者はまたゴロツキでもあり、遊び人であるからこそ、粋(ボッサ)な歌を作り出し得た。日本で云えば、江戸っ子のようなもの。

若くして喧嘩で死んだシェラルド・ペレイラの歌を数多く歌ったシロ・モンテイロはその粋さを見事に表現した歌手。

マッチ箱すら楽器に変えて、指先でサンバのリズムを醸し出す。CD音源でイメージふくらませていたその貴重な映像を発見、もう感激!

この粋(ボッサ)を甦らせ、新しい粋(ボッサ・ノーヴァ)が生まれる事にもなる。


YouTube : Ciro Monteiro

0 件のコメント: