週一の休みなので午前中は何かとバタバタし、観に行こうと思っていた映画の時間に間に合わず、久々に昼から街をぶらついてみる。CDショップで、毎月読むのを楽しみにしている名画座、蠍座のリーフレットの今月分が出ているのを見かけ、手に取る。
友だちも勧めていた映画『ブタがいた教室』を今、上映しているらしく、判っていれば、時間が間に合ったのにと悔やむ。封切り作品ばかりを気にして、名画座チェックをおろそかにしたバチだな。
そのリーフレットで、映画『ブタがいた教室』に寄せて書かれた「快楽としての肉食」という一文は肉食は不可欠のものではないとする内容にそうなのかな、けど、映画『おくりびと』のように「美味しいから困る」何じゃないかなとも思ったりもしたけれど、その中で紹介されている「永遠の絶滅収容所」(緑風出版)という本の一部抜粋にはとても感じるものがあった。以下、孫引きの引用を一部載せてみる。
現代の屠畜場では「作業」はすべてライン化され、牛や豚たちはかき集められ、並ばされ、喉をかき切られたあと、逆さに吊るされ、血を抜かれ、内臓をほじくりだされて運ばれます。動物たちは目のまえでおこるその光景をすべて見ているといいます。そして何頭もの動物たちは、自分の順番が近づいてくると実際に目から涙を流すというのです。
映画『ブタがいた教室』は食べるために育てた豚を殺す時、教師と生徒がディスカッションするところが台本なしの疑似ドキュメントで、教師役の妻夫木聡も素の顔が見られるという。
答えを求め、安心したがる時代、生きるために食べ、食べるために殺す。この当たり前の論理がおかしいんじゃないかと考える理論がある事を知った。
北の国、札幌は今年何度目かの冬の雨。異常といっておかしくない気象状況は動植物に異変を生み出していると聴くし、それは殺して食べる人間の飢えにも及ぶとされている。
自然の循環作用が壊れた時、おそらく答えが分かるのだろう。
「永遠の絶滅収容所」読んでみたいけど、価格が高く買えないし、図書館にも置いてないようで、どなたか買われたら、貸して下さいな。(笑)
1 件のコメント:
永遠の絶滅収容所は、Eternal Treblinka: Our Treatment of Animals and the Holocaust [Paperback]で、英語版なら$13.6で買えますよ。英語の勉強になもなります。
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