2009-02-04

捨てる人、拾う人 Person who throws it away and person who picks it up

昨夜、節分の夜、帰り道、スーパーの前で、鎖につながれた一匹の犬を取り囲むように、警察官とおばさんが立ち話をしていた。どうしたのかなと眺めながらも用を済ませるために通りすぎたのだけれども、その場所に戻った時にはおばさんの姿はなく、鎖につながれた犬は警察官に連れられて、お迎えのパトカーに乗るところ。どうやら、捨て犬らしかった。

その後、銭湯にて、その日の疲れを癒していると、小太りのおじさんが風呂場にあるゴミ箱をあさり歩き、使い切ったシャンプーの容器とか、T字型のカミソリとかを拾い集めているのが目に入る。何をしているのかとそのおじさんの行動を見ていると、一通りゴミ箱あさりをしたおじさん、洗い場の一席に腰掛け、かき集めたシャンプーの容器に残っているシャンプー液を絞り出し、髪を洗い始め、拾ったT字型のカミソリでひげを剃り始めた。

昔よく聴いた「ドケチ話」にありそうな光景も目の前で見るのは初体験。

捨てる人、拾う人。どちらもとてもまねの出来ない、理解しがたいもの。

「鬼は外、福は内」それが反転したのがこの世の常なのかと思ったり。

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