人間の脳は10%しか使われていない。
リュック・ベッソンの新作は事件に巻き込まれ、脳細胞が覚醒し、使われていない脳細胞へのアクセスが広がる女の物語。
リュック・ベッソンお得意の女性が絡むアクション映画に、SFチックな内容が加味されるのはいいけれど、脳細胞の役割はそんなに広がるんかいと云いたくなる程、超能力のオンパレード。
脳細胞の役割が記憶と予知にあるのは判るとして、五感や他の身体機能との関わりを無視しての脳の役割を突き詰めればコンピューターになるわけで、コンピューターへの過信がこんなつまらない話を作ってしまった。そんな感じ。
「10%しか脳が使われていないから人を求める」ならば、脳が覚醒したならば人は人を求めるのか、人を妨げるのか。そんなテーマの方が遙かに面白いとは思うけど。
けど、使われない脳細胞は秘めたる能力なのだろうか。機能障害起こした時のスペアのような気がするけど、20%の脳が使われているというイルカは予知能力が優れているという。人間は便利さに頼るから予知能力が使われなくなったのかもね。
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