たいして観たいと思っていなかったけど、あちらこちらで評判いいみたいで、友だちなんかも絶賛しちゃっているので、本当かいなと観に行く。
「ヱヴァンゲリヲン」の庵野秀明が総監督だとかで、「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の樋口真嗣が監督。
映像はやたらにズームアップの連続で、前半のゴジラ東京襲撃を盛り上げるけど、僕としては面白かったのはここまで。後半のゴジラ撃退で、自衛隊が東京爆撃をためらい、米軍がゴジラ名目に東京大空襲を行い、終いに東京核爆弾投下の話まで来るとちょっとやり過ぎ、その上、日本の有識者チームによるゴジラ撃退の話になるとメカニックな話がてんこ盛り。
軍備増強を描きつつ、その愚かさを皮肉ってみせる手腕は面白いけど、人間たちのエゴイズムをここまで見せられると手放しの絶賛は抵抗がある。
オリジナルの「ゴジラ」は米国では核汚染抜きで上映されたそうで、「東京をぶっつぶせ」とヤンキーたちがはしゃいだというけれど、もしかして今のネトウヨ青年たちの本音はこの映画で「東京をぶっつぶせ」と思っているのかなと思ったり。
「ゴジラ」は歴史的怪獣なんだから、この映画でもブラックユーモア的にパロっていい気もする。ゴジラかもとはしゃぐ閣僚たちとか、ゴジラ撃退で米軍が東京の街を嬉々として爆撃するとか。
樋口真嗣が監督した「日本沈没」も似たような話と聞くから観てみたい気もするけど、どうなんだべ
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