なんか落ち着かなく、映画館もご無沙汰気味。先月7月に観た映画をチェックしたら、劇場で洋画をしばらく観ていない!
だからというわけじゃないけど、これから公開の映画リストをチェックしていたら、ジョン・カーニーの新作をやってるではないか。
アイルランドを舞台にした音楽がおしゃれな青春映画を撮り続けるジョン・カーニー。このところ、新作が来ると欠かさず観ている。
で、本作。監督自身の半自伝的な映画とかで、大不況で閉塞状態のダブリンで暮らす主人公は親がいつも喧嘩ばかりで、父親の失業から荒れた公立校に転校させられる不運な男で、その逆境の中、好きな女の子に気に入られたくて、バンドを組み、それがやがて夢に繋がるサクセス・ストーリー。
相変わらず音楽ビデオを取り入れたジョン・カーニーの手法は鬱屈した状況だからなおさわやかで若者のエネルギーがうまく描かれ、躍動感がある。
ロンドンを夢見た若者という題材のその先が暗いものになるという感じはするものの閉塞状態からの脱出はやはりすがすがしい。
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