2010-09-08

亡き父の記録 The my poor father's record

昨夜帰宅すると、日本年金機構から母宛に封書が送られてきていた。

母に確認を取り、中身を見ると、10年前に亡くなった父の厚生年金の加入記録が同封されており、記入漏れや記載ミスがないか確認を求めるものだった。

年金記録の不備が騒がれてからかなり経ち、僕自身の年金記録も昨年送られてきたのに、亡くなった人の遺族に支払われる遺族年金の確認は今頃になって送られてくるのかと驚きもし、亡き父の記録を感慨深げに母とチェックした。

家庭的に複雑で、職を転々とした父だが、事ある毎に自分の生い立ちを話聞かせてもらっていたおかげで、それなりに父の足跡はチェックでき、戦時中、まだ20歳にもならない父が厚生年金に加入していたのは新発見だったし、戦後、兵役から帰ってきた後、すぐに働き始めていたのも判った。

そんな古い記録から辿りつつ、札幌に出てきて、新聞販売店に勤め、その店を任されるようになった時、厚生年金の加入記録が途切れており、新聞販売店を経営していた時は国民年金にも加入していないとされていた。

亡くなって何年も経つ父の職歴で、年金に加入していたかどうかなど確認する手だてはないけど、この空白期間は販売店経営者だったことは確かなのだから、まずは問い合わせてみようと思う。

社会保障に元々疎い父の世代の年金確認が後回しになったような形で届けられた昨日、古い記録は残され、新しい記録は記載ミスがあるようなそんなカルチャー・ショックを感じた亡き父の記録。

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