インドも取引先が米国企業だからだろうか、英語至上主義。英語至上主義だから英語コンプレックスでもあり、この映画の主役のお母さんも娘からもお父さんからも「英語が駄目」と見下されている。そこにわき起こったニューヨークに住む姉からの姪の結婚準備を手伝ってくれとの渡米以来。コンプレックス抱えたままの初めてのニューヨーク。そこでみんなを見返してやると密かに通い出した英会話教室。その教室に集まったのは英語まるで駄目の世界中から集まった人達。
インド映画の状況設定にはいつも感心させられるけど、今回のシチュエーションはシンプルながらなかなか素晴らしい。
「初めて」とは一度きりの体験。一度きりを楽しもう。とか、「広い世界で自分たちの世界を作ると云うことは世界を知ること」とか、読み替えれば米国を楽しみながら私たちの世界を作りましょうとでもいう過激なメッセージ。
世界中から集まった英会話教室の生徒たちが英会話を身につけながら相手の言語も覚えていくというシチュエーションはなんて素敵なマイノリティの結びつき。
ニューヨークの街中、歌と踊りでインドにしていく。素敵じゃない?
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