インドの陸上選手として英雄的な人物の半生記。
幼き時、インドとパキスタンの分離独立の際、宗教の違いからパキスタンから命からがらインドに逃げてきた想い出かあるミルカがそのトラウマの土地に里帰りするまでの物語で、1960年のローマ・オリンピックでのまさかの敗北から彼の背負わされた責務とインドに住み着いてからの彼の生い立ちが語られる。
対パキスタンの国策映画にもなりかねない素材を生まれ育った土地の音楽である儀礼音楽カッワーリーも時折流れて、独特な髪型など他のインド人とは違うミルカの反骨な生き方を映画は見せてくれる。
人じゃなく時代が悪かった。終盤のパキスタンへの里帰りで見事に、インドとパキスタンの和平を描き上げている。
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