本年度のアカデミー賞作品賞に輝いた作品。
どんなものかと観に行ったが、予告のイメージと少し違う雰囲気に戸惑いつつも、シニカルな笑いと複雑怪奇の動き回るカメラアングルに圧倒させられる。
話はピークを過ぎた老俳優のよくあるリベンジ物語なのだが、現実と妄想の錯綜のさせ方と長回しのカメラがリアリティを生み出し、異様な劇中劇をスクリーンに再現される。
こんなマニアックな映画がアカデミー賞作品賞になるとはアカデミー賞審査委員の面々も超高齢化になったのかなと思ったり。
叶わぬ夢を追い求める奇跡の現実は妙に哀れで可笑しいもの。
0 件のコメント:
コメントを投稿