クリント・イーストウッドと並ぶ毎年新作公開のウッディ・アレン。もういいかなと思いつつ、また観てしまう。
今回は1928年の南フランス、ラグタイムのBGMにのせて描かれるマジシャンと占い師のラブゲームは古典的な展開をオーソドックスな見せ方で観せるだけあって、その作り方は非常にうまいけど、往年のラブストーリー、往年のウッディ・アレン作品とどうしても比べてしまう題材だけに、物足りなさが明確に見えてくる。
笑いも平凡だし、シニカルさも薄い。そつなくまとめた感じで、大御所ウッディ・アレンも消化試合を課せられた感じ。もっとシニカルでブラックな笑いのあるウッディ・アレン作品が観たいな。
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