2008-09-14

悪魔除け It drives off a demon.

昨日の晩にスーパー銭湯で、子供たちが露天風呂で走り回って、ひとり転んで、後頭部を打ち、血を流す場面に出くわしました。

泣き狂う子供は、父親らしく人に抱えられ、血は背中一面流れ落ちていました。

更衣室に入るなり、連れの男性客が従業員に救急車を要請し、父親は急ぎ服を身につけていたけれど、その間、転んだ子供は泣きわめき、一緒にはしゃいでいたお兄ちゃんらしき子供は「なんで服を着るの?」と帰りたくない様子。転んだ子供も病院に連れていかる事を悟ったのか、嫌だというようにくずりだし、後頭部の出血も止まっていないのに、逃げようとする。

端で見ていて、照れ笑いするこの子等のお父さんがなんで怒らないのか、不思議だった。

このお父さんに限らず、浴場に連れてくる父親は子供たちにしたい放題させ、エスカレートしても止めもしないケースが多く見られるけれど、後頭部出血という生き死にに関わる時、邪気帯びた子供を叱り、落ち尽かせなきゃ、収拾つかなくなるに決まっている。

ハタ目を気にしながらも、自分の見栄が大事なようで、このお父さんが何となく腹立たしかった。

邪気払う悪魔除けの大切さが忘れられたような今の時代をみたような一こまだった。

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