公共施設などのトイレで、この頃トイレットペーパーが盗まれ、注意を促す旨の張り紙をよく目にするのだけれど、先日、銭湯にてこんな光景に出くわした。
身体を洗い、洗面用具を所定の場所に起き、湯船につかっていると、30代くらいだろうか、所定の場所に置いた僕の洗面用具を手に持ち、中を見ている。よくある自分の物との勘違いなのかなと様子を見ていると、シャンプー、リンスを取り出し、本人のだろう用具入れにしまい込もうとしている。
中身も残り少ないこんなものまで盗む気でいるのかと、湯船から飛び出し、取り上げると、「すみません、すみません」の誤り言葉ばかり。
「人の物は自分の物」なのか、それにしても卑しい世の中になったと悲しくなった。
同じところで、うがい禁止の張り紙のある水飲み場でうがいをしている熟年男性が、同年配の男性に注意され、「すみません」と謝りつつも、注意した相手がいなくなると、「巡回でもあるまいし」とブツブツ喋る場面にも居合わせたせいか、30代の男の誤り言葉も白々しく聞こえてしまった。
安心安全な日本社会はいつのまにかなくなったのかも知れない。
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