2009-09-04

ねんりんピック Nationwide healthy welfare festival

動ける時間に観たい映画もなく、街をぶらついていると、「しまね」と刺繍されたセーターを着た年配の方々とすれ違い、噂で聞く「ねんりんピック」が始まったのかなと思う。

すすきのは夜祭りとかで、駅前通の南4条を車両通行止めにして、和太鼓の合奏が鳴り響き、心持ち、年配の方々が多いかなという人混みを通り抜ける。

疲れ癒しに行ったスーパー銭湯でも関西弁の年配者がグループで来ており、風呂場の店員に「何の集まりなんですか?」と聴かれ、「ねんりんピック」と答え、「参加資格は45歳からだよ」という補足に、店員さんも「私も大丈夫だ」と笑いながら和む。

歳を取る事を笑いあえるっていいなぁと思い、同じ趣味で集う仲間との憩いを持てる事が羨ましくも思えてくる。

がむしゃらに働く事が自分のためであるかのような野暮などいわず、気心知れあった仲間と仕事の癒しを持つ。そんな方達が今、札幌に全国から集まってきている。

帰宅後、「ねんりんピック北海道」のホームページを開いてみると、「全国健康福祉祭」というのが正式名称らしく、スポーツ、文化から健康福祉機器展まで多種多様らしい。「参加資格は45歳から」というのも今や国民の半数近くになるだろうから、「年輪を重ねた社会」のゆとりを考えても悪くはないだろう。

地下街で週末の仕事で一緒に働き、65歳の雇用止めで辞めたおばさんとばったり出逢い、立ち話で、週末の仕事がなくなって、遣り繰りが大変という話や年配者に対するひったくりなど片や世知辛い時勢を思い出しもしたけれど、「ねんりんピック」の経済効果で地域活性されればと願いたくもなるけれども。

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