シャッター通りの甲府の街。タイ人、フィリピン人、ブラジル人が闊歩し、居場所がなくなった日本人のサウダーヂ 郷愁。
土建業に従事する若者たちと出稼ぎ外国人たちを通して見えてくるものを描いたこの映画。
生活環境が悪くなっていく日本人たちは始めは親身になっていた出稼ぎ外国人たちに対し、だんだん対抗心を持つようになる。
日本の中の国際競争は帰っても暮らせない出稼ぎアジア人とどんどん景気が悪くなる日本に見切りをつけて帰るブラジル人とは違い、居場所をなくした日本人が一番過酷に見えてくる。
なし崩しに進む日本の多民族化。一番割を食うのは日本人なんだと気付かせてくれる。
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