2015-06-25

極道大戦争 Yakuza Apocalypse: The Great War of the Underworld

売れっ子監督・三池崇史の三池サーカス最新作。「噛まれたらヤクザ」

期待していたんだけど、噛まれてヤクザでカタギがいなくなるシチュエーションは面白いけど、それだけじゃ収拾つかなくなるから、極道大戦争の話にスライドしちゃって、バンパイヤがウルトラマンになって怪獣倒す話になっちゃうから馬鹿馬鹿しくなる。

もうちょっと「ウォーキング・デッド」とか観て、ゾンビヤクザが増えて本物ヤクザが逃げ惑うなりの話に持ってけば乗れたかも知れないのに、いつもの思いつき演出でやられるから途中で白けちゃう。

まぁ、数こなす監督だから根詰めないんだろうけど、このところの作品はほとんどこんな感じ。

円安で洋画買い付けが困難なのか、近日公開の洋画の告知もほとんど減っていて、穴埋め的な感じで公開されるチンピラまがいの邦画が多い中、この作品もおそらく穴埋めなんだろうなと思いもするけど。

観に行った映画館、映画が終わり、明るくなって見回すと僕含めてわずか観客二人という寂しさ。お客もこの路線飽きたのかな。

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