2009-08-25

選挙に対する思い Desire to election

休みを利用して、期日前投票に行ってきたけど、来ている投票者から投票当日より人が多いという声も聴かれた。

そういう意識を調査していないのか、投票受付の人手は少なく、投票会場入り口は行列が出来る時もしばしば。

見た感じ、高齢に有権者が多かったけど、日本は選挙のネット活用がまだまだ検討されていない国だから、期日前投票の整備はちゃんとすべきなんじゃないだろうか。

それと共同連全国大会で聴いたイタリア、韓国、フィリピンでは発言弱者の人権法案が次々と可決されているらしいけど、日本は種々の人権法案推進の動きが見えなく、景気浮揚ばかりが選挙のメインとして取り上げられている。

先日、職場に新聞記者が訪れ、障害者から見た今回の選挙がスタートしたことに対する思いを原稿にしてくれないかというので、ちょっと書いたものを転載しておきます。

共同連全国大会でも、生存権と人権を別枠で考える向きが感じられたけど、どうして、日本人は縦割り思考が強いんだろう?

そこが判らない。

今回の選挙の告示による国会の解散により、障害者自立支援法の改正案が廃案となる一方、臓器移植法改正は十分な審議がされないまま可決されるなど、福祉にまつわる環境への配慮があやふやにされた印象を受けました。

障害者手帳の偽装や心身障害者用低料第三種郵便の不正利用など次々に起きる社会的事件からも、障害者の暮らしに関わるいろいろなサービスが受けられにくくなっているという状況があちらこちらから聞かれるようになっています。

それはとりもなおさず、社会的弱者とされる障害者や高齢者、子供たちの人権法案が明文化されていない事に問題があるのだろうし、日本が初めて国際規格として提案した「ガイド71」に記された「人の能力」への配慮がなされないままであることが問題のような気がします。

二大政党化が云われる政権選択の中、多様なニーズを受け入れられる政策がなされるのか、出された政策をスムースに実行できる行政になりうるのか、不透明なまま、選挙が始まった感があり、少子高齢がどんどん顕著になるこれから、ワーキングプアが野放しにならず、それぞれの人権に配慮した安定した福祉政策を望みたいと思います。

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