団塊の世代といわれる戦後間もない時期に生まれた方達は、世界的に起こった出征兵士の帰還によるベビーブームによって生まれた方達で、団塊の世代を多く抱える週末の職場でも、ベビーブームの最終年である1950年生まれの方達が来年、還暦を迎えられる。
人数にして、うちの職場の親睦会の1割にあたる。
統計上ではその前年である1949年が最多数だそうで、その数は近年の出生数の約2.5倍にもなるらしい。
うちの職場では還暦で一度定年となり、再度65歳まで雇用延長枠として待遇が少し落ちての雇用継続になるのだけれども、新規採用も10年ほど前から止まっている現状、今では団塊の世代が親睦会の半数を占めるほどの数になっている。
つまりは6年後の来年還暦を迎える方達がいなくなる頃には親睦会もその存亡を問われるほどに人数がいなくなるということで、団塊の世代といわれるベビーブーマーたちによって保っているといっても過言じゃない。
それはどこの職場でも同じなようで、「戦争を知らずに生まれた」世代が職場にいなくなった時がこの国の正念場ともいえるのかも知れない。
毎年恒例の忘年会は来年還暦を迎え、定年になる方々をご招待して、盛り上がるのだけど、宴会好きで大騒ぎする団塊の世代がどんどんいなくなり、仲間意識もだんだん薄れ、余興の準備も難儀しそうな今年は特に時の流れを感じずにはいられない。
ベビーブーマーたちは日本の高度成長期に多様な文化を生み、残していったけど、それに続く世代である僕なんかはそのお兄さん、お姉さんの楽しむ様をただまねていただけなのかも知れない。
そんなお兄さん、お姉さんたちとの想い出づくりとして、今年もまた忘年会の準備に追われるこの頃。
0 件のコメント:
コメントを投稿