2009-10-06

人生よありがとう Gracias a la Vida

アルゼンチンのフォルクローレの母、メルセデス・ソーサの訃報を知った。

軍事政権から民主化に南米全体が大きく流れた1970年代、「新しい歌(ムエバ・カンシオン)」運動のひとりとして世界中を駆けめぐり、時には亡命を余儀なくされた時期もあった。

南米各地のフォーク・シンガーたちの歌を取り上げ、歌い続けたメルセデス・ソーサはチリの軍政下で自死を余儀なくされたビオレッタ・パラの歌を愛し、歌った。

「17歳に戻れたら」「天使のリン」「ルンルンは北に去った」そして、亡くなる直前に発表された「人生よありがとう」

この歌は私の歌であり、この歌はみんなの歌。メルセデス・ソーサはそんな「新しい歌」を歌い続けた人。

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