2010-10-04

超高齢化時代 Super-aging age

今年も残すところ3ヶ月となり、健康増進法とかで、禁煙対策に追われつつ、組合役員をしていた都合、うちの職場の人員構成を何げにチェックしてみると、来年には60歳未満のレギュラー雇用が100人を割る年で、60歳越えた再雇用延長組が80人を越える高齢化社会になる事を知った。

更に再来年からはこの比率が逆転して、超高齢化時代を迎えることになり、雇用止めである65歳になるいわゆる団塊の世代がどんどん辞めていき、一気に少子化時代が露呈していく。

長引く不景気で、新規雇用をせずに、パートタイマーで経費を抑えてきたつけが吹き出してくる形なのだけれども、高齢化の恐ろしいところは、当の自分の廻りの環境が自分と共に高齢化しているから、気付きにくいと云うところ。

「みんなで年取りゃ怖くない」が最悪の社会環境に向かっていると危惧する危機感の喪失が恐ろしいのだろうし、日本人は良くも悪くも勤勉実直であるが故に、自分の老いた時の社会風景想像出来ないのだろう。

今は老いと若きが繰り広げるイス取りゲームであったとしても、老いていく者はやがてはイス取りゲームから降りて、若き者の世話にならなければならない時が来る。そんな当たり前の備えを出来なくする時代を我々は一生懸命作っているのだろう。

「年を取るのは素敵なことです。そうじゃないですか?」

中島みゆきの「傾斜」の歌詞が口をついて出てくる。

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